【シールドエア社】現場発泡ポリウレタン包装システム インスタパック®️とは

2024 1/31
【シールドエア社】現場発泡ポリウレタン包装システム インスタパック®️とは

専用機械を使ったポリウレタン現場発泡梱包システムのインスタパック®️には、様々な梱包方法・システムがあります。この記事では、インスタパック®️と輸送品質.COMですぐに購入できるインスタパッククイック®RT®をご紹介したいと思います。

使用商品

目次

実は身近なシールドエア社

現場発泡ポリウレタン包装システムのインスタパック®についてお伝えする前に製造販売をしているシールドエア社について少し説明したいと思います。

実は、我々日本人が通称「プチプチ」(「プチプチ」は川上産業株式会社の登録商標です)と呼んでいる気泡緩衝材を世界ではじめて開発したのがシールドエア社(Sealed Air Corporationアメリカ合衆国 1960年に創設)なんです。

当初は2枚のプラスティックシートに気泡を挟んでラミネートした、新しいウォールカバーの開発をしたのですが、インテリア装飾としては理解されず、後にパッケージ素材Bubble Wrap®️として商品化したものが気泡緩衝材の始まりです。

その後、シールドエア社は、今回紹介させていただくインスタパックを製造するInstapak Corporation やパッド入り封筒のJiffy Packaging Corporation等を買収、世界51の国と地域に支社を有し、国際的な最大手の梱包資材メーカーとしての地位を確立します。1978年には、日本にもシールドエアージャパン合同会社が設立されました。

近年では、Amazonなどの大型ECサイトで商品を購入した際についてくるエアークッションでも「Sealed Air 」の名前を毎日のように確認できる位、我々の生活に身近な存在となっています。

現場発泡ポリウレタン包装システム インスタパック®️とは

インスタパック®は、Instafillと呼ばれる液体を発泡させ、好きな形に固めることにより、デリケートな製品を運搬・取り扱い時の衝撃や振動から保護する、専用機械を使ったポリウレタン現場発泡梱包システムです。

インスタパック®発泡体は、液量の200倍以上に発泡しますので、液状のまま保管しておけば、緩衝材の保管に場所を取りません。

また、発泡するとすぐに固まる性質を持っていますので、好きなときに、好きな形、大きさで作ることができます。部分的に固定することもできるので、包装材の使用量を削減すると同時にコストダウンも可能になります。

選べる梱包方法・システム

インスタパックの梱包方法(発砲体の作り方)には様々な方法とそれに合わせたシステム(機械)があります。用途に合わせて選択することができます。

直打ち法(フォームインプレス) 
インスタメイト(ポリフィルム)を敷いた箱に、直接インスタパック®液を注入した上に、インスタメントを被せ、その上に製品を固定する方法。製品の上にインスタメイトを被せ同様にインスタパック®液を注入することで上下とも固定できます。

製品名「インスタパック®900」

大量に製品を生産する場合などは、作りたい緩衝材の形状に合わせて、木型を用意することで保護性が高く効果的な緩衝材を作ることも可能です。(成型品手法 プレモールド)

フォームインバック 
様々なサイズの袋にインスタパック®液を注入するシステムです。希望する袋の長さとインスタパック®発泡体の量を選びボタンを押します。発泡体が注入された袋を箱の中に敷いたら、そのうえに製品を載せ、発泡体の注入された袋を、もう一つ、製品の上に被せ、蓋をすれば、発泡体が膨らみ、箱と製品の形状にぴったりあった緩衝材を作ることができます。

製品名「スピーディーパッカー®インサイド™️」

連続チューブ発泡体(CFT)工程
汎用性の高いチューブ状の発泡体を作成します。コントロールパネルでチューブの連続作製数量やチューブの間隔の設定が行えます。チューブの直径や長さも任意に調節できます。

製品名「インスタパック®コンプリート™️」

お問合せください

その他にも様々な機械をご用意しております。梱包する製品の種類や、大きさ、量、工場や物流倉庫の環境、作業効率にあわせて最適なシステムをご提案します。
本格的な導入前にお試しでご利用いただくことも可能です。

「機械いらず」ECサイトで直接買えるインスタパッククイック®RT®

では、機械を導入するほど梱包する機会が少ない場合は、インスタパック®を利用することができないのでしょうか?

ご安心ください。輸送品質.COMでは、インスタパッククイック®RT®という製品を発売しています。

インスタパック®液が袋にすでに注入された製品です。機械を使わなくても、A液とB液の2種類のインスタパック®液が入った袋を押し、揉み込むことで2種類の液を混ぜ、発泡させます。その後、素早くフォームインバックシステムと同じように箱の中で製品を挟み込むように利用します。

↑弊社スタッフが初めてインスタパッククイック®RT®を使ってみた動画です。慣れてくるともっとササっと作ることができるそうです。

ご利用前は片手でおさまる小サイズに折り畳まれているので緩衝材の保管場所にも困りません。小分けで袋に入っているため、保管中や発送時に発泡してしまうような事故も起こりません。

輸送品質.COMでは、高額であったり、希少性の高いものを輸送する業界(美術品、高級家具、レンタル機器など)のお客様を中心にご利用いただいております。

サイズも5種類と豊富にありますので用途に合わせてご利用いただくことができます。

立体アート作品など、より複雑な形状のものは複数枚組み合わせる場合もあります。ぴったりの形に硬くなるので、レンタル品などは返送時に同じインスタパッククイック®RT®を再利用するなど、様々な方法でご活用いただいております。

インスタパック®️に関してはお気軽にお問合せください。
インスタパッククイック®RT®は直接ECサイトでご購入できます。

使用商品