ショックウォッチの魅力は、誰でも簡単に使えて、コストも安い。すぐに効果がある…。
けれど、新人ライターの私は、実物のショックウォッチを見たことがありません……。
そこで今回は、「ショックウォッチを体感してみよう」ということで、その様子をレポートしたいと思います。
ショックウォッチを触ってみる
まず見せてもらったのは、シール台紙上のショックウォッチ。目立つ配色や約10cm角のサイズ感は想像通り、シールはごく普通のものでした。「赤変させてしまってはいけない」と思い、おそるおそる触っていましたが、シールを持って揺らしても大丈夫。単体で扱う分には、そこまで慎重に扱う必要はないんだなと安心しました。
そこへ「ショックウォッチは貨物に貼ったときに真価を発揮するんだよ」と社長が登場。さっそくダンボール箱に貼って実験してみました。
とりあえず、空のダンボールにいちばん敏感な黄色ラベルを貼り、20cmの高さから落としてみると……
中央部分がパッと赤変!
黄色ラベルの反応感度は25Gなので、20cmの高さから1kg弱のダンボールを落とすと、貨物には25G以上の重力加速度がかかっているということになります。
20cmといえば、500mlのペットボトル1本分。想像以上に低い高さで反応したので、びっくりしました。宅配便なんかではポンポンと軽く投げるように荷物を扱っているのを見たことがありますが、そんなふうに無意識に荷扱いをしていると反応してしまうレベルなのではと思います。
もっと実験してみよう
今度は、本を入れたダンボール箱(約3.2kg)を20cmから高さを10cmずつ上げて、落下させてみました。50Gの赤色と25Gの黄色は、どの高さで反応するでしょうか?
まずは敏感ラベルの黄色から。
20cmでは無反応。
黄色は30cmで赤変。
赤色は、30cmからスタート。
30cmでは反応なし。
40cmでも反応なし。
今回の実験では、25Gの黄色は30cm、50Gの赤色は50cmで赤変しました。同じ重さの貨物だとG値の違いによって、こんなふうに反応の出方の差が出るんですね
せっかくなので、それぞれどのくらいの衝撃力がかかっているのか計算してみたいと思います。衝撃力は、質量×G値で表すことができます。
- 黄色 3.2kg×25G=80kg
- 赤色 3.2kg×50G=160kg
単純に計算すれば、黄色30cmでは80kg、赤色50cmでは160kgもの衝撃力が貨物に加わったことになります。たった3.2kgの貨物に、何十倍もの力がかかるなんて! 貨物が落下したときの衝撃は、見た目以上に大きいものでした。
G値(重力加速度)についてもっと知りたい方はコチラから。
ちなみに、ショックウォッチが赤変するとき、衝撃の受け方によっては、半分だけ赤くなる場合もありますが、画像を見ていただくと、時間が経つにつれじわじわと全体的に赤くなっていくのがわかるかと思います。最終的に少し白い部分が残った、半分だけ赤くなったというときも、貨物は衝撃を受けていると考えてOKです。
ショックウォッチ色選びのポイント
ショックウォッチの感度レベルの差はわかったけど、ラベルの色はどうやって選んだらいいのでしょうか? 「物流品質改善の達人」こと弊社代表取締役社長・森松に話を聞いてみました。
重量物であればあるほど、貨物に衝撃がかかったときの衝撃力は高くなり、貨物が壊れてしまう可能性も上がります。デリケートな精密機器や医療機器、フォークリフトで荷扱いするような重量物なら、黄色がおすすめです。対象貨物が手作業で扱うものの場合には、まずは赤色で運用してみるのがいいと思います。
貴社で扱う貨物は何色がよいか、イメージできましたか?
できれば実際に運ぶもの(難しければ同じ重量のもの)で、配送テストをしてみるとよりショックウォッチの色選びの感覚がつかみやすくなると思います。ショックウォッチ無料サンプル実験キットをぜひご活用ください!
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